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路面陥没多発 ハルピン市で4人死傷

2012年08月22日
【新唐人2012年8月23日付ニュース】最近、中国黒龍江省ハルピン市で路面陥没が多発し、通行人や車両が転落する事故が相次ぎ、すでに二人が死亡し、二人が負傷。近年、ハルピン市で発生した陥没事故は数十件に上るそうです。一方、当局による有効な解決策は未だになく、市民は不安な日々を送っています。
 
8月8日から、ハルピン市内の各地で路面陥没が相次いでいます。通行人や車両までが陥没でできた深い穴に転落しました。
 
14日午後4時半頃、遼陽街の近くで突然轟音と共に、路面が陥没。赤ちゃんを含む通行人4人が穴の中に転落し、高さ10数メートルの木も一瞬のうちに姿を消しました。陥没によってできた穴は深さ20メートル。水の流れる音が聞こえ、悪臭が漂っていたそうです。転落した4人のうち、二人が死亡、二人が負傷。
 
地元市民は我々の取材に対し、地下水道管の漏れが原因かもしれないと述べます。
 
ハルピン市民
「下水道が長年点検されていないので、水で土が流されたのです。10数年前の工事なので、水管が破裂したりして、水が漏れ出して、土を流してしまったのです」
 
陥没事故は8日間で7回も発生。道路はまるで落とし穴に変貌し、歩くのも怖いと述べます。しかし、地元政府はほったらかし状態だそうです。
 
ハルピン市民
「私に言わせれば、各部門は時間が経つとほったらかしにしているのです。互いに責任から、逃れようとしています。本当に心に留めていれば、3~5年に一回は点検するはずです」
 
近年、中国の各地では盲目的な施工や手抜き工事が横行し、通行人が穴に転落したり、電柱の漏電による感電で死亡するなど、人為的な原因による事故が後を絶ちません。しかし、当局はその都度適当に処理し、事故発生の原因を徹底的に調査することはありません。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 (翻訳/坂本 ナレーター/勅使河原 映像編集/蒋)

 

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